贅沢し過ぎた罰

大学に入学すると、実家からは新幹線で2時間ほどかかるところに下宿することになりました。
普段は、家賃や水道代、携帯電話料金、光熱費を親が全て支払ってくれました。

 

それに加えて、生活費として毎月五万円を振り込んでもらっていたのです。
当時はありがたみも分からずにいましたが、今では本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

なので、贅沢しなければたまにアルバイトしてやって行けました。
しかし、アルバイトをしてお金がかなり稼げるようになって気が大きくなり、大学生活で贅沢三昧してました。

 

洋服も、ブランドものを頻繁に購入していたし、学食で食べれば安くて良いのに、毎日友人と外に出てイタリアンやら韓国料理やら食べ歩いていたのです。

 

お金は減っていきますが、毎月もらえるしバイトでも稼ぐので痛くもなかったのです。
そんなある日、良さそうなバイトがあったので、応募して面接に行きました。

 

着物関係のパーティの仕事でしたが、面接で着物を着て写真を撮ったりして、かなりおだてられ、着物を購入してしまったのです。

 

それは、今思えば、詐欺に近かったのだと思います。
50万円程の着物を、乗せられてローンで買ってしまったのです。

 

その後、辛いことに母が亡くなり、私の学費や生活費など一手に引き受けて管理していたため、生活費の振り込みも途絶えました。

 

母の死で、もちろん私も落ち込みましたが、それ以上に生気のなくなった父に、お金を請求する話はできなかったのです。
結局、半年は父も振り込みをしてくれず、ようやく半年後から生活費の振り込みは再開しました。

 

その半年間、ローンの支払いとなくなった生活費分を補うために、必死にバイトのシフトに入りました。
何とか、大学の学食を利用したり服も今まで買っていたものをうまく着まわしてギリギリ耐えていました。

 

母の死から半年後の年末、父が気づいたのは、私のバイトで稼いだお金が扶養家族を外れると知った時でした。
何故そんなに働いてたのか、となり、生活費について話したのです。

 

その半年は、友人との遊びも減らし、慎ましく生活しましたが、それも良い経験だったと思います。